日々の生活の中で疲れが溜まると体が重くなった感じになります。痛みはないものの、手足を動かそうとすると何かに押さえつけられているように動きが緩慢になるのが特徴です。特に寝不足など十分な休息が取れない時に顕著であり、慢性的な状態になってしまうことも珍しくありません。疲れが溜まると体がその状態に慣れてしまい、眠りが浅くなったり注意力が散漫になります。眠いのにすぐ目が覚めてしまう、見えているが認識できないのは疲れが溜まっている時にありがちな症状です。はっきりとした痛みがない分、自覚がしにくいので改善が難しいのも厄介な点と言えるでしょう。中高年層の人に多く見られますが、若い人でもこのような状態に陥る可能性はあります。
記憶力の低下も疲れが溜まったときによく見られる症状です。中高年層の人は加齢による物忘れと誤解しがちですが、疲れていると見聞きした情報を正確に認識できず、あいまいな状態で記憶してしまいます。思い出そうにも記憶があいまいなのではっきりせず、記憶力が低下したと誤解してしまうのです。加齢による物忘れとは異なり、疲れによる記憶力の低下は休息を取ることで改善が可能です。
寝不足のほか、常に緊張を強いられている状態も疲れが溜まる原因なので、休息を取る際は緊張する事柄は忘れるように心がけます。疲れを感じないようにすることはできませんが、疲れを溜めないように工夫することは可能なので、日々の暮らしの中でリフレッシュする方法を見つけるといいでしょう。